マンション管理士の独学を決心する前に、問題を覗いてみてください

マンション管理士の試験に独学で合格できたら、本当にうれしいものですね。
「コストパフォーマンス」という言葉がずいぶんと前から流行していますが、まさにその「コスパ」という視点で見るならまさにベストの結果を出せることになります。

つい独学でチャレンジしたくなる気持ちもわからないものではありません。
とはいえ、マンション管理士の試験問題はやってみるとひたすらハードですね。

独学を志す受験者は毎年たくさん登場していますが、結果として後悔する受験者もまた少数派ではないことは、書いておかないと不誠実になってしまうでしょう。

というわけで、ここでは思い切って、実際のマンション管理士の試験問題を引用してみることにします。

【問題】
甲マンションの区分所有者Aが管理者Bを誹謗中傷する内容の文書を貼付・配布する等の行為を行い、当該行為が名誉毀損に当たる場合に関する次の記述のうち、区分所有法及び民法の規定並びに判例によれば、誤っているものはどれか。

  1. Aの行為によって名誉を毀損されたB個人は、Aに対して、名誉毀損による損害賠償に代えて、又は損害賠償とともに、名誉を回復する措置を講ずることを請求することができる。
  2. Aの行為によって甲マンションの正常な管理又は使用が阻害される等当該行為が区分所有法第6条第1項の共同の利益に反する行為に該当する場合は、A以外の他の区分所有者の全員は、Aに対して、当該行為の停止を求めることができる。
  3. Aの行為が甲マンションの管理組合(区分所有法第3条に規定する区分所有者の団体をいう。以下同じ。)の規約に違反する行為である場合は、管理者Bは、Aに対して、規約の定めにより行為の差止め及び管理組合が被った損害の賠償を請求することができる。
  4. Aの行為が区分所有法第6条第1項の共同の利益に反する行為に該当し、A以外の他の区分所有者の全員がAの行為の停止を請求することができる場合は、B個人は、Aに対して、名誉毀損による損害の賠償を請求することができない。

(出典:平成25年度マンション管理士試験問題〔問2〕より」)
(※正解は「4」)

いかがでしょうか? かなりややこしい選択肢が並んでいますが、こうした問題が実際にたくさん出題されます。その問題を全部、制限時間内に解いていかないといけないのです。
法令をはじめ、マンションに関して膨大な知識を蓄えないと、合格は望めないのです。

独学しようか迷っている場合は、こうした実際の問題をぱらぱらとめくってみて、自分に耐えられそうか自問することも大切でしょう。

不安を感じるなら、独学の持つ自宅学習という形態になるべく近い方法を選ぶなど、勉強の計画に修正が必要でしょう